軽バンの人気車

バンタイプは中古商用車のなかでもかなり人気がある種類になります。軽自動車ですので維持費もかかりませんし、ラゲッジスペースも大きいので荷物を運んだりするにも十分です。このバンタイプのなかでも特に人気になっているのがトヨタピクシスバンでしょう。
2011年9月にデビューしたピクシススペースの後続モデルですが、これはダイハツ工業からのOEM供給車で、ダイハツの軽自動車に関するノウハウが詰め込まれている車両になります。この車のポイントは大容量の荷室、そして荷室地上高を635mmと低めに設定したことによって荷物の積み下ろしが楽になっているという点をあげることができます。エンジンのスペックに関してはダイハツの次世代環境型ユニットであるKF型が採用されており、NAとインタークーラーターボ付きの2種類が用意されていますので、使う状況に合わせて選ぶことができるでしょう。トランスミッションは5速MTと4速ATが用意されており、FRと4WDもラインナップしています。年式もまだ新しい車というだけあって、中古車市場でもまだ値落ちしてはおらず100万円を下回る車は多くはありません。このトヨタピクシスバンに並んで人気の軽バンがスバル名義のダイハツアトレーワゴンOEM車であるサンバーディアスです。
基本的にはほかの軽バンと変わりませんが、一部グレードに左リアドアに挟み込み防止パワースライドドア、半ドア防止のスライドドアイージークローザーなどがオプションで装備されたりと、細かいディテールにこだわっています。エンジンのスペックですが658ccの直3DOHCターボになっており、ミッションは4ATとなっていますので坂道や重い荷物を積載していたとしても問題ありません。新車価格ですがハイスペックなだけにFR LSの137万250円から4WD RS Limitedの169万5750円と若干高めに設定されています。中古車市場でもそこまで値落ちしておらず、中古車平均相場では107.1万円から153.3万円ほどだといわれています。軽バンは使い勝手が良いですし、維持費もそこまでかからないということで中古車市場でもかなりの人気になっているケースが少なくありません。
また商用として使われていた場合、消耗なども激しく走行距離も年式のわりには多い場合がありますので、中古車として探している場合にはその車両の品質などをしっかり見極めるようにしたいものです。