軽トラックを買うなら

軽トラックは商用車としては昔から存在する人気の車種です。中古商用車としても軽トラック人気で在庫数も少なくありません。とくにスズキ・キャリイは「プロの道具」をコンセプトに誕生した軽トラックでその使いやすさが評判になっています。
1961(S36)年に発売され、今でも売られ続けていますのでまさに軽トラックのパイオニア的存在だといえるでしょう。1999年には「つよく、やさしく、のりやすく」というキャッチフレーズのもとに新ボディレイアウトの採用や車体の軽量化などがなされ、また新たな客層を広げたともいわれています。また軽トラックというとその安全性などが問題視されてきましたが、この新しいボディレイアウトによって、衝突安全性の向上を目的とした国内新安全基準を満たしたことでも知られています。エンジンのスペックに関してもこだわっており、直3SOHC12バルブのNAと、直3ターボが選べるほか、自然吸気モデルの「KA」、ターボモデルの「ターボ」が選べるようになっています。またユニークなモデルとしては農作業仕様の「農繁」というものもあります。中古車市場では年式の新しいものは80万円くらいしますが、とくにこだわらないというのであれば15万円前後から見つけることができます。
同様に軽トラックで人気があるのがホンダアクティトラックです。ホンダアクティトラックは時代とともにさまざまなマイナーチェンジを繰り返してきましたが、現行モデルではロントホイールの位置をバンパー直後から、乗員席下に移動することによって、以前より広いキャビン空間と、軽トラックNo.1の最小回転半径3.6mを実現させるに至っています。ほかにもサビに強い亜鉛メッキ鋼板の適用範囲を拡大して劣化を防いでいたり、ボディ外板表面サビ保証3年、ボディ外板穴あきサビ保証5年という保障までつけている点にも注目できます。メーターなどの文字表示や各種スイッチ類を大型化して高齢者などでも問題なく運転できるようになど気が配られています。
これも現行モデルは中古車市場でも高く取引されているものの、旧型モデルでしたら15万円以内でも十分選ぶことができるようになっています。軽トラックは軽自動車の維持費の安さと、十分な積載スペースを両立させている車として古くから人気になってきました。歴史が古いだけに色々な価格帯や品質もものがありますので、コストや用途に合わせて選んでみると良いかもしれません。